名前をつけてください

なにもないよ

3.15.2017


3月15日、天気は雨のち晴れ。とても寒い。風が荒れ狂い、僕は昨晩の睡眠薬に酔っていた。


日記。

忘れないうちに早く書いて、早く寝よう。気分がいいこと。そして感謝。

勿論最初はくだらないこと。


朝早くから学内の会社説明会へ。

いつもと変わらない圧倒的無を感じる2時間を存分に堪能した。


説明会後はサークルのライブに顔を出した。

みんな楽しそうにライブをしていて、後輩たちが誰かと楽しそうに話しているのを遠目に、僕はみんな一生懸命生きているのだなとしみじみ感じた。

僕にも確かにああいう時代があった。


ある後輩が、僕が随分前にやった曲を演奏してくれた。少し泣きそうになった。

その曲を好きになってわざわざカバーしてくれたこと。

それを歌ってた当時の僕に感動してくれたこと。


僕はそれを聴きながら、当時仲良くしてくれていた人のことを思った。その時の楽しい生活を思い、その時に感じたいろいろな事を思った。


ファミリーマート

朝ごはんのパン。あんぱんが嫌いなんでしたっけ?

御所の夜明け。

一緒に歩いた四条烏丸から五条までの道。

マンションのエントランス。

部屋の匂い。

真っ暗な部屋の中で浮かぶスマホの灯り。

そこで弾いたおんぼろのギター。

寝返り。

カーテンから差す朝日。 

寝返り。

鳴り止まないスヌーズ

できるのなら止まらないで欲しかった。


あの頃は楽しかった。心から楽になれた。

なんでもないこと全て。

できるのならもう一度あそこに戻りたい。

早く帰りたい。


世の中は理不尽だ。悲しいほどに理不尽だ。

どうしようもない。

全くもって理不尽だ。なんでこんなにおかしいのだろう。どうにかしてほしい。


少し幸せで、眠れなくなる。

僕にも楽しかったことがちゃんとある。

今はなくても、あの時は幸せだった。何もなくても、ちゃんと幸せだったんだなぁ。

早く寝よう。ちょっとだけ気持ちがいい。

ちゃんと楽しかったことがありましたよ。

よかったです。大学に入って。

本当によかったです。