名前をつけてください

なにもないよ

東京


僕は夢を見る。

ああ、今日くらいはニヒルな文章一つくらい許してくれよ。

自分に酔ったクソみたいな文体も、今の気持ちじゃ何も感じないぜ。

俺は酔っちまってんだ。その辺のチンピラと一緒さ。

日本語なんてどうでもいい。嫌になったらどうせすぐ消しちまうんだから。

俺は今、悲しい。ただ悲しい。

そして才能がない。

それを伝える技量がない。

まあでもこれは俺が悲しいから書いてるだけで、別に誰に伝える気もないんだよバカ!伝えようとしてこんな訳わからん文章書けるかよ。

だからお前らに俺の文体を笑われる筋合いなどない!死ね!


ああ、それにしてもなんてことだ。僕はもう変な人だ。

同じ場所を何度も行ったり来たりしている。

挙げ句の果てには僕が俺になって、俺が僕になっている。チョコレートでも食おうぜ、俺。


ああ、汗が止まらないよ。満員電車に揺られながらこんなヘナチョコな文章を打つ僕の気分は?

ザラッザラのギターが耳の手前で止まないよ。

誰かがいたんだよ、その耳に。

あ、目の前のおっさん、今日の晩酌は餃子だな。

ふざけんなよ、げっぷすんなよ、今の俺の気持ちがお前に分かるかよ。おい、分かんのかよ。おい!

頭上げろよ、元気出していこうぜ。

俺は悲しい。俺は悲しいけれど、明日からまた頑張るんだよ。

おい、新しく乗ってきた目の前のねぇちゃん、気をつけろ。お前の後ろはげっぷ大臣だ。いつ戻すと思う?


空が暑かったんだよ。

海の風が気持ちが良かったんだよ。

バーベキューは毎回食べづらい。どのタイミングで肉を取るんだ?  それなのに俺は楽しい。

酒は不味いし、タバコはいつも通り煙臭かったな。ほんとこいつら全部嫌になるよ。 

全部一定でね。全部。

ずっと同じさ。

タバコは臭い。世界は気持ち悪い。みんなは優しい。僕は汚い。

そんなこと言ったってなんだか別れるのは悲しいな。俺だけか?

悲しいことが悲しいよな。悲しいって意味を考えるけど、つまるところ悲しいんだよな。悲しい以上の言葉があれば俺はそれを使いたいよ。


それにしてもどっから湧いて出てくるんだよ。

嫌になるよ。少し安心しちゃうよ。

笑うなよ、笑うかよ。そんなんで俺は笑うかよ。

ヘラヘラするなよ。俺の言葉に返答するな。

俺は笑わねぇ。貶しもしねぇ。男だから。

信じることがカッコいいことだって知っているからね。

優しいよ。そして優しさは別に利益を求めて差し出すもんじゃない。

したいからしてんだぞ、俺は。そんなの君たちに強要はしないぜ、俺は。

それなのにお前たちの中には俺と同じようなことをする奴がいるから腹が立つな。笑うな。財布をしまえ。だからいつまでたっても世界は良くならないんだ。

意味がわからない?

ふざけんな!俺は酔っ払ってんだぞ。苦い顔をするな!

俺は簡単に言うと高校に行ってないんだぞ!

優しすぎるね。どこにかかってる文章かは俺は知らね。

何が言いたいか、俺もよくわかんね。

周りのクソみたいな大人が俺の文章を見ているから。

周りのクソみたいな大人が俺のことをじっと見ているから。

クソみたいな文章しか書けない。言いたいことが何も分からない。

胸にくる。あ、これはおじさんの頭。悲しい。

満員電車、敷き詰められる多くの顔。

なんだかここは東京みたい。


俺は東京なんかに行きたくない。

俺は東京なんかに行きたくないんだよ。

目の前のおじさん、くせえよ。俺は何も置いてなんか行きたくない。

俺は東京なんかに行きたくないんだよ。


じゃあ、それでどうなると思う?

俺は俺で、君たちは君たちのままだよ。


それで、そう!このブログも俺の思い通り。

好きな時に好きなように消せるのさ。せめて嘲笑えばいい。だせえってな。関係ねぇ。

言えばいい。誰にも何も言うことなんてありません。

大阪は中々よい街だったよ。

財布はしまえ。肩を上げろ。口は閉じとけ。笑いかけるな。


駅に着いた。

いつもお決まりの締めのユーチューブ、サイトに曲がねえ。

ドミコ、売れてほしい。頼んだよ。

ホームに立って書いている。今、ホームに立って書いている。

そろそろ行く。