天才
梅田の街でストリートミュージシャンは歌う
どこかで聞いたJ-POP
そこに群がる女子高生
巨大なバスターミナルがお出迎え
誰もお前なんて必要としてねぇよ
くだらない文章書き連ね
わけのわからん象徴と暮らす日々
揺れる電車は苦い思い出と虚ろな目
とんでもなくお似合いよ
慣れない夜は天井見つめて
俺は天才だった
どこの角で間違えた?
誰もお前なんて必要としてねぇよ
働き蜂には甘い蜜を
何かを思う心に果てしない自由を
街を歩く多くの目が俺を睨んでる
何も言うな
誰もお前なんて必要としてねぇよ
空き缶漁るために腰が曲がっちまったんだね
涙にふけて年老いちまったかい
今日も文章はダメ
うつむくお前が痛々しい
とんだゴミでごめんよ
温かな風呂も、優しい料理も
夜になると誰かに会いたくなるのかい?
足早に去って行く人並み避けて
通風口から酒の匂い
君の悲しみは売れたかい?
誰かが喜べばそれが社会なのだと
信じることはタダなんだから
なぁ、俺って天才だよな
”I don't like me any more”
あんたバカね
いつも同じ口調
誰かを動かしたい
誰かを救いたい
救ってくれよ、俺たち全部
なあ、そうだろ
嘘じゃないだろう?
うるせえ
誰もお前なんて必要としてねぇよ
Steven Wilson - Thank You (Originally from Alanis Morissette)